プロジェクトの歩み

ロクハチのこれまでの道のり

KURAAK からの依頼

グラフィックデザイン事務所を行う傍ら、横浜白楽の複合施設ロッカクパッチにてコンセプトストア&ギャラリーを運営している大学からの知人の連絡がはじまり。元質屋で使われていた歴史ある蔵を活用したギャラリーの什器をデザインして欲しいとの依頼でした。白楽では、イベントが開催されており個展だけでなく音楽スペースとしても活用されるとのこと。蔵のイメージを損なわず、あらゆる作品が映える展示台を考えることがスタートした。

六角橋+ロゴからの発想

六角橋商店街にある複合施設ロッカクパッチにあるKURAAK conceptstore&gallery。KURAAKのロゴも六角形を元に構成されていることから六角形を用いたアイデアを展開。使用されない場面で、バックヤードに収納するのではなく存在を消すような仕掛けはないだろうかと思慮していくなか、正八角形のなかの六角形を見出したことからROKU-HACHIが生まれた。

意匠登録

メイキングムービー

プロトタイピング

1.

部材の切断

正八角形を軸とした変形六角柱の形状であるため角度がある切断が不可欠です。そのため座面・棚板用と側板用のそれぞれの治具を製作し、安定した寸法となる工夫を行った。

2.

木口の加工

側板同士、側板と座面・棚板の接合手段はビスケットを選択。各部材の接合面が他方向を向いていることがロクハチの強度を高めている要因のひとつとなっている。

3.

組立

角度のついた木口のため、脚部パーツの治具を使用した接合から座面棚板の接着をする2段階での組立を行うことにしました。

4.

仕上げ

鋭角である側板の木口を中心に面取りを行います。素材によっては浸透性のある塗料を施し、ささくれが起きにくくするための表面処理を行います。